何もなくなる、ということ

エッセイ

昨日は午後から仕事を休みにしていたので、友人の家に行くついでに祖母の家へ寄ってきた。
祖母の家と言うよりも「去年まで祖母が住んでいた家があった場所」と言った方がいいかもしれない。
都市計画によって立ち退き・引っ越しを余儀なくされたから。

以前その場所を見に行った叔母からもう更地になっていると聞いていたものの、やっぱりいざ自分の目で見ると結構キツい。
小さい頃から慣れ親しんだあの家が。
暇があったら祖父と祖母に会いに行っていたあの家が。
綺麗さっぱりなくなって、更地。
思い出は消えないし、間取りだって今はまだ鮮明に思い出せる。
でももうあと10年、20年経つと忘れてしまうのかな。
そう思うと何だかとても悲しい。

もう祖父は亡くなってしまっているので、祖母は一人で叔母と同じマンションへ引っ越しした。
慣れない土地で大変だろうと思っていたが、本人は結構毎日楽しくやっているらしい。
あの家にこだわって、未だ執着しているのはわたしだけなのかもしれない。

しかし人の家ばかり心配している場合じゃない。
我が家の築40年おんぼろアパートも数年後には立ち退きが待っている。
犬が5頭いるわたしたちにどこの不動産屋さんが家を貸してくれるというんだ……。
本気で引っ越し先考えないとなあ。
分譲……無理だよなあ……。

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